三桝正典先生 コロナ収束祈願奉納画『アマビコ』奉納について

広島女学院大学 教授 三桝正典先生
新型コロナウイルス早期収束祈願奉納画 『アマビコ』奉納について

新型コロナウイルス蔓延の状況は少しずつですが収束傾向に向かっているものの、未だ予断を許さない状況と考えます。とうかさんでも、日々収束に向けてご祈願しております。
この度、広島女学院大学 教授 三桝正典先生より、新型コロナウイルス早期収束祈願奉納画『アマビコ』の奉納があり、下記日程にて奉納報告法要を行うことになりました。

新型コロナウイルス早期収束祈願奉納画 『アマビコ』奉納報告法要
日時:2020年5月21日(木)午前11時00分~
場所:とうかさん圓隆寺 本堂 (広島市中区三川町8-12)
出席者:圓隆寺住職 中谷本耀・三桝正典先生

※本法要の様子は、当日Youtubeとうかさん公式チャンネルにてライブ配信しました。

※現在、編集したものを配信しています。是非、ご覧ください。 https://youtu.be/y6BavpizbR4

Youtubeとうかさん公式チャンネル https://www.youtube.com/user/toukasansairei/

 

※感染症拡大防止の為、一般の方の本法要への参拝はご遠慮いただきます。
※法要当日のマスコミ関係者の皆様の取材は可能ですので、お問い合わせください。取材の際は、感染症防止対策を各自お願いします。

三桝正典先生 美術家・広島女学院大学児童教育学科教授
1960年 広島に生まれる。
1994年 第3回公募広島の美術展(大賞・広島市現代美術館)
第5回TAMON賞(優秀賞・柏市文化会館)
第5回青木繁記念大賞展(奨励賞・石橋美術館)
2012年 「アートイン白雪楼」(蘭島閣美術館・白雪楼)
2012年~各地にて襖絵・掛軸・屏風制作公開展示
2018年 とうかさん圓隆寺 開闢400年記念「三神花菖蒲狐図屏風」奉納
2019年 「三桝正典 ジャパニーズ・モダン展」(美術館あーとあい・きさ)
2020年 「印象派のいろは展」新作襖絵・屏風特別展示(ひろしま美術館)

新型コロナウイルス早期収束祈願奉納画 『アマビコ』

とうかさん圓隆寺奉納画 「アマビコ」について
疫病と闘うすべのない時代の日本では、美術や祭事を通して病の恐怖と向き合ってきた。そこには祈りが形となって現れていくことへの安心感があったのである。新型コロナ感染の恐怖を目の前にSNS上では妖怪ファンの間で疫病を防ぐお守りになると言われている「アマビエ」のイラストを思い思いに描くことがブームとなっている。その流れは厚生労働省の感染予防キャンペーンのマスコットにもなるほどである。そのルーツは江戸時代に発刊された「かわら版」にさかのぼる。そこには、熊本県の海に「アマビエ」と名のる獣が現れ、6年間の豊作と疫病の流行を予言し、さらに自分の姿を写し人に見せなさいと言って海に去っていったと書かれていた。
今回の奉納画では、その「アマビエ」のルーツとなる江戸後期から明治初期にかけてかわら版や新聞記事などに数多く登場した「アマビコ」という幻獣(予言獣)を描いた。右側には圓隆寺のシンボルとも言える災難を除く珠「宝珠」、左側には数多く残る「アマビコ」の資料の中からユーモラスがあり心和む図版を転写した。子どもでも簡単に写し取ることが楽しく出来る図版であるからである。図版は上記の「アマビエ」にまつわる物語と同様、その図版を写すとそれが疫病予防のお守りとなると言われている。

とうかさん圓隆寺奉納画 「アマビコ」は、その思いと願いを込めて描いたものである。 2020年5月奉納

2020年05月13日